HTTP/2 のサポートを有効化するには
まずは、前提条件を確認。
HTTP/2 がサポートされるのは SSL サイトのみで、非 SSL サイトは引き続き HTTP/1.x で処理される宿命。
OpenSSL パッケージのバージョンが 1.0.1 以降であること。
# rpm -qa | grep openssl openssl-1.0.1e-42.el6_7.4.x86_64.
シェルから有効化コマンド入力で完了。簡単。
# plesk bin http2_pref enable
HTTP/2って何?
HTTP/2は、ウェブサイトがもっと速く表示されるように改良された新しいバージョンの通信ルール(プロトコル)です。簡単に言えば、今までよりもスムーズに、効率的にインターネットを使えるようにするための技術。
インターネットでウェブページを見るときブラウザ(ChromeやSafariなど)は、サーバーに「このページを見せてください」とリクエストを送る。それに対してサーバーが「はい、これがそのページです」と返事を送ってくる流れで、このやりとりは「HTTP」と呼ばれるルールに基づいて行われていて、これまで長い間「HTTP/1.1」というバージョンが使われてきたとさ。
でも、ウェブページはどんどん複雑になり、画像や動画、たくさんのデータが必要になるため、これまでの通信ルールでは速度が追いつかない場合が増えてきた。そこで登場したのが「HTTP/2」。これにより、ウェブページの読み込み速度がぐんと速くなることが期待されてるってわけ。
HTTP/2の主な特徴
- 同時に複数のリクエストを処理
HTTP/1.1では、1つのリクエストに対して1つのレスポンスしか送れなかったので、たくさんのリクエストがあると順番待ちになっていた。HTTP/2では、複数のリクエストを同時に処理できるようになり、ウェブページが一気に表示されやすくなった。 - ヘッダーを圧縮して効率アップ
リクエストやレスポンスのデータには、ページの表示に必要な「ヘッダー」と呼ばれる情報が含まれていて、これが意外に大きく、無駄が多かった。HTTP/2はこのヘッダーを圧縮することで、余計なデータを減らし、無駄なく効率よく通信できるようにしている。細かい点だが賢い設計。 - サーバープッシュ機能
HTTP/2では、「サーバープッシュ」という新しい機能がり、これは、ブラウザが「このファイルをください」と言う前に、サーバーが「どうせこれも必要でしょ?」と必要なファイルを先回りして送ってくれる仕組み。これによって、さらに表示が速くなる場合がある。賢すぎ。 - 優先度設定
HTTP/2では、どのリクエストが重要かを優先順位で設定できる。これにより、特に重要なデータを先に送ってもらい、ページを早く表示できるように調整が可能。
まとめ
HTTP/2は、インターネットをもっと速く、もっと効率よくするための技術である。特に、複雑なウェブページを読み込むときに、その効果がよくわかりる。これにより、ユーザーはストレスなく快適にウェブを楽しむことができ、サイト運営者にとってもより良い体験を提供できるようになるわけ。
HTTP/2が使われていることで、気づかないうちに、インターネットがより速く、スムーズになっているということ知ってサーバー技術者に感謝せよ!
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