F-DroidやGoogle Playに載っていないアプリでも、GitHubでAPKを配布しているものは世の中に山ほどある。そういったアプリを手動でAPKを拾ってインストールするのは手間だし、アップデートのたびに同じことをやる羽目になる。
それを解決するのがObtainiumだ。GitHubやGitLabのリリースページから直接アプリをインストールし、アップデートまで自動で管理してくれるツールだ。「F-Droidにないけど使いたいアプリがある」という人に刺さる。

F-DroidとObtainiumの違い
F-Droidは独自のリポジトリにあるアプリしか扱えない。しかもF-Droid側でソースコードからビルドし直すため、開発者が最新版を出してから配信されるまでタイムラグが生じることがある。
Obtainiumは開発者が公開したAPKをそのまま取りに行く。GitHubのリリースページのURLを登録するだけで、新しいリリースが出るたびに通知してインストールできる。F-Droidに未登録のアプリや、公式の署名付きAPKにこだわりたい場合に特に有効だ。
| Google Play | F-Droid | Obtainium | |
|---|---|---|---|
| アプリの入手元 | Googleのストア | F-Droidのリポジトリ | GitHub等の直リンク |
| 審査・ビルド | Google審査あり | F-Droidがビルド | 開発者の公式APKそのまま |
| アップデート管理 | 自動 | 自動 | 自動(通知) |
| 使えるアプリ数 | 多い | 中程度 | GitHubにある全て |
Obtainiumのインストール
方法1:F-Droidからインストール(おすすめ)
一番簡単な方法はF-Droidを使うことだ。F-DroidにObtainiumが登録されているので、F-Droidアプリからそのままインストールできる。不明なアプリの許可設定を自分でいじる必要がなく、アップデートもF-Droidが管理してくれる。
- F-Droidアプリを開いて「Obtainium」を検索
- インストールをタップ
F-Droidを入れていない場合はf-droid.orgからAPKを入手してインストールしておこう。詳しくは以前の記事参照。
方法2:GitHubから直接インストール
F-Droidを使わない場合は、GitHub(https://github.com/ImranR98/Obtainium/releases)からAPKを直接ダウンロードしてインストールする。
- 上記のGitHubリリースページをAndroidのブラウザで開く
- 最新リリースの
app-release.apkをタップしてダウンロード - ダウンロード完了後にAPKを実行
- 「この提供元のアプリを許可」を有効にしてインストール
「不明なアプリのインストール」の許可は、Androidの設定 → アプリ → ブラウザアプリ → 不明なアプリのインストールから変更できる。インストール後は不要であれば再度オフにしておくとよい。
アプリの追加方法
Obtainiumを起動したら、右下の「+」ボタンをタップ。入れたいアプリのGitHubリポジトリのURLを入力して検索する。

たとえばAdGuardを入れたい場合は https://github.com/AdguardTeam/AdguardForAndroid を入力する。リリースが検出されると最新版のAPKが表示されるので、そのままインストールできる。
GitHub以外にも以下のソースに対応している。
- GitLab
- F-Droid(個別アプリのURL)
- APKPure
- APKMirror
- Sourceforge
- アプリの公式サイト(HTML内のAPKリンクを検出)
アップデートの管理
登録したアプリは一覧で管理され、新しいリリースが出ると通知が届く。まとめてアップデートする「一括更新」機能もある。バックグラウンドで定期チェックする間隔も設定できる。
アプリごとに「安定版のみ」「プレリリースも含める」などのフィルタも設定できるので、ベータ版を追いかけたい場合も対応できる。
Obtainiumで入れたいアプリ例
GitHubでAPKを配布しているアプリで、特に有用なものをまとめた。
| アプリ名 | 概要 | GitHub |
|---|---|---|
| AdGuard | システム全体の広告ブロッカー | AdguardTeam/AdguardForAndroid |
| Bitwarden | パスワードマネージャー | bitwarden/android |
| KeePassDX | ローカルパスワード管理 | Kunzisoft/KeePassDX |
| Obtainium | 自身のアップデートも管理可 | ImranR98/Obtainium |
| Mihon(Tachiyomi後継) | マンガリーダー | mihonapp/mihon |
| ReVanced Manager | YouTube ReVancedのインストーラー | ReVanced/revanced-manager |
| Seal | 動画・音声ダウンローダー | JunkFood02/Seal |
ReVanced Managerは特にObtainiumとの相性がよく、Manager自体のアップデートを自動追跡させながらYouTube ReVancedを管理するという使い方ができる。詳しくは下記参照。
注意点
Obtainiumはアプリの安全性を保証するツールではない。登録するのはあくまで自分自身だ。URLを入力する際は公式リポジトリかどうかを必ず確認すること。似た名前の偽リポジトリに誘導されるケースもある。
また、Google Playで配布されているアプリと同一のアプリをObtainiumで上書きインストールしようとすると、署名の違いからインストールに失敗する。その場合はPlay版を先にアンインストールしてからObtainium版を入れる必要がある。
まとめ
Obtainiumは「GitHubにAPKがあるなら何でも入れられる」という自由度が最大の強みだ。F-Droidと役割が被るようで実は補完関係にある。
- F-Droid:オープンソースアプリを探すカタログ的な使い方に向いている
- Obtainium:特定のアプリをGitHubから直接、公式署名のまま取得したいときに向いている
両方入れておいて使い分けるのが一番賢い。Obtainium自体もGitHubで管理できるので、インストール後すぐに自分自身をObtainiumに登録しておくのを忘れずに。

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