一度プレイを中断してしまいがちな、ダークソウルシリーズの異端児。しかし最後までやり遂げた者だけが知る完成度の高さがある。フロム・ソフトウェアの職人芸が随所に光る、じわじわ効いてくるタイプの傑作だ。
ゲーム情報
| タイトル | ダークソウルII Scholar of the First Sin(Dark Souls II) |
| プラットフォーム | PS3 / PS4 / PC(Xbox 360 / Xbox One) |
| 発売日 | 2014年3月13日(PS3版)/ 2015年4月9日(PS4版 Scholar of the First Sin) |
| 開発元 | フロム・ソフトウェア |
| 発売元 | バンダイナムコゲームス |
| ジャンル | アクションRPG |
| Metascore | 88 / 100(PS4版) |
| OpenCritic | 87 / 100(推薦率89%) |
| HowLongToBeat(メイン) | 約38時間 |
| HowLongToBeat(完全) | 約90〜120時間 |
| トロコン難易度 | 7 / 10 |
| トロコン平均時間 | 60〜90時間 |
| 自分の評価 | 10 / 10 |
ゲーム概要
『ダークソウルII』は、フロム・ソフトウェアが手がけるソウルシリーズ本編の第2作。プレイヤーは「不死の呪い」を解くため、荒廃した王国ドラングレイグを旅し、強大なソウルを集めていく。前作から引き続き高難度の死にゲーとして設計されており、死亡するたびに最大HPが減少する「亡者化」システムが緊張感をさらに高めている。
PS4 / Xbox One向けに発売された完全版『Scholar of the First Sin』は、DLC3本(Crown of the Sunken King・Crown of the Old Iron King・Crown of the Ivory King)を同梱し、敵の配置を大幅に見直した決定版だ。グラフィックの強化や新NPCの追加も行われており、現在プレイするならこちらが標準となる。
世界中の評判まとめ
Metascore 88点、OpenCritic 87点(推薦率89%)と、批評家からは高い評価を得ている。
- GameSpot:9 / 10「リスクとリワードの絶え間ない判断を迫るゲームであり、Scholar of the First SinはPS4世代でさらに大きく輝く。敵の再配置によりプレイヤーが慣れ親しんだ安全地帯を崩し、常に緊張感を維持させることに成功している」
- GamingBolt:9 / 10「今年プレイした中でパーフェクトに最も近い作品。前作より屋外エリアが多く視覚的にも多彩で、戦闘システムは洗練されており高いリプレイ性を誇る」
- Game Informer:9 / 10「アクションRPGとして優れた入門作であり、Scholar of the First Sinは現世代機でシリーズを体験するベストな方法だ」
一方でユーザー評価はオリジナル版に対して辛口な声も多く、「ダークソウルシリーズの中で最も賛否が分かれる作品」とも評される。テクスチャや世界観の方向性がシリーズ前後作と異なるため、最初は戸惑うプレイヤーも多い。しかし一度世界観に入り込んでしまえば、そのボリュームと練られた設計に引き込まれる。
実際にプレイしてみた感想
一度プレイしてから、随分放置してしまっていた。理由はデーモンズソウルやダークソウルと比べた際のテクスチャに違和感を感じ、別のゲームに感じてしまったところが大きく、世界観が馴染みづらかったというのもあるかもしれない。
しかし、やっぱりなんだかずっと後ろ髪をひかれ続けていた感覚があり、「いっちょやったろかい!」と再プレイしてみると、かなり面白い。一度プレイ放棄したあとにプレイしたダクソ3より、面白いんじゃね?と思ったほどに面白かった。細かいことはもう忘れたが、最後までプレイして良かったと思ったことは記憶に残っている。
実際のプレイ時間
プレイ時間の記録は残っていないが、トロコン達成(3周プレイ必須)を踏まえると、HowLongToBeatの完全クリア平均である90〜120時間程度は費やしたものと思われる。DLC3本も含まれる Scholar of the First Sin であれば、さらに上積みされる可能性が高い。
トロコンについて
トロコン難易度は7/10。恒例のマラソン行事が多く、3周必須はやはりかなりの苦行だ。しかしその苦行を乗り越えた際の達成感は、トロコンした者にしかわからない。
主な難所は以下の通り。
- 最低3周(NG++)まで進める必要がある
- 誓約トロフィーのアイテム集めに周回・マラソンが必要
- DLCも含めた攻略範囲が広く、取り残しが起きやすい
ガイドを手元に置きながら進めることを強く推奨する。特にNG周回で何を引き継ぐかを把握しておくと無駄な作業が減る。

MODについて
Steam版限定になるが、充実したMOD環境も本作の魅力のひとつだ。見た目変更系が多い中、注目したいのが大型オーバーホール系のMODだ。
- Augur of Darkness:敵・ボス・焚火・アイテムの配置を再設計し、ゲーム全体の流れを刷新する大型MOD
- Seeker of Fire 2.0:同様に配置やルートまで作り直した、もうひとつの大型リデザインMOD
トロコン後の4周目体験として、これらのMODで全く異なるルートを歩むのは有意義な時間になりそうだ。気が向いたら試してみたい。
総評
途中で放棄するにはもったいない完成度なので、是非最後までやりきってもらいたい。最初の違和感を超えた先に、このゲームの本当の面白さがある。
シリーズの中で最も「再発見の喜び」がある作品だと思う。一度挫折した経験がある人こそ、もう一度手に取る価値がある。Scholar of the First SinでDLCまで含めてプレイすれば、ダークソウルIIの全貌が見えてくる。自分もそのひとりだった。

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